情景の彼方に

f(x)を追っかけ、SHINeeを伝説と崇め、block.bを天才と賛辞し、got7を脳内彼氏にした管理人が考察する「よろず趣味ブログ」 突然書いたり書かなかったり、超絶気まぐれ更新ですので悪しからず

赤色の襲撃 ~Red Velvet “Dumb Dumb”MV・歌詞考察~

 

ダンダンダンダンダンダン〜
ダンダンダンダンダンダン〜
ダンダンダンダンダンダン〜
ダンダンダンダンダンダン〜

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耳から離れない…

 

 

台風凄かったようですね。
管理人の居住地では、風は然程酷くなかったのですが雨が酷かったです。
心無しか管理人が外に出ている時に強くなっている気が……

 

そんな中、9月9日にSMの末っ子・れっべるちゃんがカムバック!f:id:c-c101:20150912100130j:image

SMの(大韓民国の!)愛でるべきお人形さん…

前回活動曲から約5ヶ月ぶり?くらい?
結構短いスパンでカムバ計画を立ててくれるのは、新人ドルだからでしょうか。
相変わらず新人に優しいSMさん(えぷにカムバを…!涙)

 

 

 

 


それにしても本当に今年のSMはハズレ曲を持ってこないな…
ここまでくると『SM凄い』よりも『SM怖い』になってくるのも仕方ないかと。
冒頭に始まり曲中にも何度かリフレインさせている「ダンダンダンダンダンダン〜」が耳から離れない中毒性を持っているし、MVも衣装もかなり凝ってるし。
前衛的で歌詞とリンクしているし、ポップさの中に一種の気持ち悪さもある。良MVですよ!(大声)

”Ice Cream Cake”が「自分に自信がある元気少女」だとしたら、”Dumb Dumb”は「素敵なオッパに憧れる少女」。
素敵なオッパの前では上手く振る舞う事が出来ない可愛い女の子、
その様子を「壊れたロボット」「マネキンのように不自然」と表す素晴らしいSM作詞陣…涙
その上dumb(声が出ないことや言い表せないという意味の英単語)をひたすら繰り返してただの擬音にしてしまい、バックグラウンドなのにメインメロディーにもしてしまう。SMの得意分野*1

 

でもこの曲で1番面白い箇所はラップ部分。
MVではマイケル・ジャクソン(以下MJ)とビリー・ジーン(以下BJ)だけ字幕が出てきます。

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マイケル・ジャクソンポーズ

(追記:確認したところビリージーンでのダンスの真似でした)

 


つまり歌詞の中の女の子が『BJ』、相手の男の子が『MJ』だと言いたいわけです(どうでも良いけどMJとBJってもの凄く似ておる)。
その他にもラップの中にはMJの曲名が隠されています。
先程のビリー・ジーン Billie Jean(分かりにくいけど題名です)、を含め、
Bad、Beat it、Leave Me Alone、Black or White、Man In The Mirror、Why You Wanna Trip On Me、Scream、Love Never Felt So Good、そしてThriller。
全部で10個。
しかもいかにもMJみたいなダンスパフォーマンスも入ってて、なかなかに面白い振り付け。

 

 


You need to “Beat It” That boy Michael Jackson ”Bad”
난 너의 “Billie Jean”이 아냐 Don’t you “Leave Me Alone”
하지만 애매한 반응 난 원해 “Black Or White”
포기 못해 나의 “Man In The Mirror”
“Why You Wanna Trip On Me”
넌 너무 짓궂지 Boy, you make me “Scream”
너에게 왜 이러지
하긴 너의 “Love 정말 Never Felt So Good”
그건 아마 짜릿하다 못해 Watching the “Thriller”


「You need to “Beat It”」
Beat Itとは「打ち負かせ」「叩け」という意味の命令形。
ただこの曲(Beat It)の歌詞を見てみると額面通りに受け取れず…
MJは「そんな風にしても何もならないから兎に角逃げなよ」と言っているです。
「あんたは逃げなきゃいけないわ」そう言っていると解釈出来ます。*2


「That boy Michael Jackson “Bad"」
ここで言うThat boy、つまり「あの男の子」は「素敵なオッパ」だと解釈して恐らく問題ないでしょう。
Bad(ついこの間までこの題名でinfiniteパイセンが活動してましたね…ありゃ良曲じゃった…)は、「悪い」という意味ですが、ネイティブだと違うのか。
純日本人な管理人は詳しく知りませんが「イケてる男」と言いたいように見えました(MJ加藤的解釈)。
多分「素敵なオッパ」はナップンナムジャなんだろう…この年頃はやたらナップンナムジャに惹かれるんダヨネ(遠い目)


「私はあなたのBillie Jeanじゃない」
この歌詞(Billie Jean)中でBillie Jeanとは主人公の「僕」のストーカーとして描かれております(どんな説明?)。
この曲(Dumb Dumb)での「私」は「素敵なオッパ」に憧れる存在。まあコソコソ付いて回ったりしているんでしょう。
「べ、別にストーカーなんかじゃないわよっ」。
くう、しびれるぜアイリン姐さん!


「Don’t you “Leave Me Alone”」
直訳すると「『放っとけよ』なんじゃないの?」

ううむ、前の歌詞との整合性が見当たらん…これは額縁通り受け取っても良さそう。

一応MJの曲を説明すると、彼女に裏切られた「僕」が「もういいから俺をほっといてくれ」と言う悲しい歌なんですが、ラップ自体に意味を埋め込んでいるとかそういう関係はなさそう。


「私は希望してるの”Black or White”」
これこそ確実にMJの歌は関係無く、題名だけ借用した形でしょう。
その前の歌詞が「曖昧な反応」。
つまり曖昧な態度を取り続ける「素敵オッパ」に「あーたどうなの!?好きなの!?嫌いなの!?はっきりしてよ!黒白付けて!」のBlack or Whiteであること間違い無し。
(レッベルちゃんがこんなおばさん口調ではないと思うけど)

 

「私の”Man In The Mirror”」
man=素敵オッパ

つまり、「鏡の中のあなた」
どことなくf(x)のピノキオを思い起こさせる歌詞の内容…*3


「”Why You Wanna Trip On Me”」
直訳は「何で私を構うの?」

その返答はあんたが1番分かっとるやろ〜やいやい
そのあとの「あんたってすごく意地悪よ」に続ける為の「何で私を構うのよ」だと思えば、「素敵オッパ」ですらいじらしくて仕方ない。

 

「You make me “Scream”」
私を叫ばせる。(雑か)

MJのScreamは「重圧に押し潰されて、もう叫んでしまいそうだ」というなかなかヘビーな人生悩みソングなのですが、こちらもこの曲(Dumb Dumb)には全く関係なさそう。

(ice cream cakeにしろ、れっべるちゃんScreamしすぎ。)


「確かにあんたの “Love って本当に Never Felt So Good”」
Love Never Felt So Good。「こんなに最高の愛なんて無いよ」
→「確かにあんたの愛って今まで無いくらい最高」
そして次の、

「Watching the “Thriller”」に繋がる。
「スリラーを見ているみたい」に刺激的で、素敵オッパとの恋は、正にBメロ冒頭の「手に汗握らせる恋」。

そう考えると、「あんたの愛」って「最高」なのは本当に「最高」なのではなく、「スタンダードと違いすぎる愛(ordinaryで無い愛)」が「ワクワクして私を普通でなくさせる」んですね。
やっぱり「素敵オッパ」は「ナップンナムジャ」だったじゃん〜〜〜刺激を求めすぎると火傷するわよ

 

ここのラップ歌詞、本当に趣向が凝らされていて面白いです。それにしてもMJ縛りでよくこんな意味の通る歌詞をかけるものですなあ。
MJの曲を一曲一曲歌詞を読んでみるのもよし(そうやって新しい良曲に出会える事こそ音楽鑑賞の醍醐味)、ただ単純に発音楽しむのも良し(ケーポの醍醐味)。

 

 

 

 


それにしても清純な魅力だったアイリンがアンニュイ姐さんになってるわ、f:id:c-c101:20150912165755j:imageアンニュイ姐さん

 

スルギは相変わらず射るような強い視線でこっちを見詰めてくるしf:id:c-c101:20150912165823j:image(勘違いしちゃうからヤメテ〜)

 

なによりウェンディの高音が耳に心地好い!f:id:c-c101:20150912165859j:image

キンキンに冷やされたお茶を飲んでるような清涼感が持ち味よね。鋭さナイフ級。と1人ウェンディの強い声に感心しきり。

前回活動曲より今回の方がウェンディの良さを活かせてる気がしてならない加藤。

 

あげく元マンネ・ジョイは最早『人妻』としか思えなくなってきたし、f:id:c-c101:20150912103955j:image(昼下がりの人妻)

 

現マンネ・イェリはマンネらしからぬ貫禄に溢れているしf:id:c-c101:20150912165911j:image老け顔とかそういうわけじゃないんだけど、何だろうこの貫禄

 

で、このグループの引き出しを感じました。
かわええ!それに尽きる。かわええ!

 

 

取り敢えず最初のMカだけチェックしたけど、こんな激しい振りで生歌で歌うんかこの子達は…恐ろしい子…!(勿論カムバ最初のMカは口パクでしょうが)
アリラン放送のsimply k-popは容赦ないけど、どうするんだろう(音外しちゃう推しを何度か見てしまっているため、アリランは加藤の中でブラックリスト入りされました)。

おまけに途中のペンライト?みたいな演出で、彼女達がどこから取り出しているのか見えなくてその箇所だけを3回も繰り返してしまった…

あれどういう仕組みなのかよく分かりませんがら手首に巻きつけてんですね。あんな直ぐに棒になるもんなんか。SMさん、けったいなもん作りましたな。

 

 

 

 

それにしても、れっべるはどういうコンセプトなんでしょうかね。

最初はてっきり「元気でポップな少女」と「色気ある女性」の2つの役割を担うのかと思っていたのですが*4、今回は「元気でポップな少女」路線1本で勝負。

(これで後続曲が「色気ある女性」路線だったら私の推測が当たってると言える)

 

正直この手の曲*5を見せられると、f(x)の挑戦した世界をグレードアップさせ、さらに大衆性を高めた世界観としか判断出来ない。

ポップで爽やか、元気でいかにも年頃の女の子なRed Velvet

ポップなのに綺麗でどこか脆く、分かりづらいのがf(x)

 

そう言われてみれば確かに当初言われていた通り少女時代とf(x)の中間コンセプトな気もしますが、それにしてはあまりにf(x)に寄りすぎなのでは…?(加藤的にはれっべるの顔を大衆ウケする顔だと考えているため、f(x)化を推奨していない←知らんがな)

 

 

 

何はともあれ、偉大なる少女時代パイセン、大韓民国のセクシー・ヒョナ、女子ドル三つ巴を楽しみまっしょい!

 

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*1:SJのSorrySorryが代表的。

イントロからサビまで一貫して流れる「たんたんたんたったらっ」は素晴らしい中毒性。SMが生んだ名曲です。

www.youtube.com

*2:調べてみたらネイティヴのイディオムとして本当に「逃げろ」の意味があるようです。純国産の加藤には辛かった…

*3:ピノキオも彼氏を人形に見立てて、主人公が好き勝手していました。MV見たとき、人形が下に落とされて壊れるところも何となくピノキオの歌詞を思い出すし…f:id:c-c101:20150912170907p:plain

 

SMの曲の特徴として、女子ドルは「男性を身動き取れなくさせて、そんな男性を見てにっこり笑ってしまう」ような「女性の狂気」を歌っているものが多く、男子ドルは「女性があまりに素敵(もしくは悪い魅力があり)すぎて自らを支配されてしまう」ような「女性崇拝」的な歌詞が多い気がします。勿論逆も然りですが、SMさんは女性をなんだと思ってらっしゃるのか…

*4:ハピネスの次にbe naturalを出してきたり、前回活動曲の時は正反対の二曲を同時に出したので、RedバージョンVelvetバージョンと勝手に呼んでいた加藤。どっちの曲がどっちかお分かりでしょう

*5:Happiness、Ice Cream Cake、Dumb Dumbの3曲